- 中学受験を考えているけど、塾と習い事は両立できるのかな
- 子どもはやめたくないと言っているけど、習い事は続けるべき?
- 塾以外に習い事はいくつまでならOK?
子どもが中学受験を目指すなら、ほとんどの場合受験塾に通うことになります。学年が上がるにつれ通塾の日数は増え、習い事と塾との両立に頭を悩ませる保護者は多いです。
この記事では塾と両立できる習い事や、習い事を続けるメリット・デメリット、両立を成功させるコツまでを詳しく解説します。この記事を読めば、中学受験にプラスになる形で習い事を選ぶことが可能です。習い事で気分転換をして、結果的に勉強に集中できるケースもあります。
現在中学生のうちの子どもも、中学受験と習い事について悩む時期が何度かありました。親子で話し合ってきた過程と実践してきたことも合わせて、記事内で紹介します。
重要なのは、子どもの気持ちを尊重しながらきちんと話し合って決めることです。子どもの体力やモチベーション、親のサポート体制によって両立できるかどうかは変わってきます。
中学受験と習い事は条件次第で両立できる

中学受験生の3人に1人は、受験終了までなんらかの習い事を続けているというアンケート結果があります。意外と多いと感じる人もいるのではないでしょうか。

受験勉強と習い事の両立は、勉強時間への影響が少なければ十分できます。子どもにとって楽しく、ストレス発散になる習い事を選ぶことがポイントです。
両立できる?できない?習い事の特徴
中学受験と両立するためには、習い事の特徴を知る必要があります。習い事にかかる時間、体力、子どもの取り組み方によっても両立できるかどうかが変わってくるからです。
受験勉強と両立するなら、スイミングや絵画教室など、課題などを持ち帰る必要がない習い事がおすすめです。レッスンの時間内で完結するため、短時間で気持ちのリフレッシュができます。
サッカーや野球など土日に試合が組まれているスポーツや、発表会に向けて家での練習が必要な楽器などは、受験直前まで続けるのは難しいでしょう。
勉強系である英会話やそろばん、プログラミングなどは受験勉強の暗記型とは違った脳の使い方をします。集中してゲーム感覚で取り組むことができるので、良い気分転換になります。
| 続けやすい習い事 | 続けにくい習い事 |
|---|---|
| 短時間でリフレッシュできる | 時間が長く、勉強時間を確保できない |
| レッスンの時間だけで完結する | 遠征やコンクール、練習の必要がある |
| スイミング、絵画、書道、プログラミング | チームスポーツ、バレエ、楽器 |
| 子どもが楽しんでいる | 子どもが楽しめていない |
どの習い事も「子どもが楽しめていない」「惰性で続けている」という場合は、整理するのに良い機会です。
子どもと話し合って決める
習い事を継続するかどうかで悩んだときは、子どもと話し合ってより良い解決策を探してください。子ども自身は習い事を続けたいと思っていても、親から見れば難しいケースもあります。親が一方的に決めてしまうのは避けましょう。
【わが家の場合】
わが家では小学校4年生の通塾開始前に、どの習い事をいつまで続けたいかを子どもと話し合いました。その時点で習っていたのは、ピアノ・スイミング・剣道の3つです。
子どもは「どれもやめたくないし、受験もしたい」と言いましたが、話し合った結果、スイミングは目標の級に進級するまで続けることで納得。ピアノと剣道はやめる気持ちはなく、ひとまず様子を見ることにしました。
完全にやめるのではなく、中学受験後に再開するという選択肢もあります。続けることが難しい場合も一時的な休止と考えれば、子どもも納得しやすくなります。
中学受験と習い事を両立するメリット

習い事を続けることには、受験勉強にプラスの効果をもたらす側面があります。
気分転換になる
勉強の合間に好きなことに打ち込むことは、最高の気分転換になります。中学受験を目指していても、ずっと勉強ばかりでは息が詰まってしまうものです。
毎週同じ時間に習い事があることで気持ちがリフレッシュし、メリハリのある生活を送れます。
【わが家の場合】
うちの子どもは受験の半年前までピアノを続けました。家での練習はほとんどできていませんでしたが、それでもOKと割り切ることに。
週に1回レッスンに通いピアノに触れることが、本人のストレス発散になっていたからです。
体力・感性を向上させられる
スポーツ系の習い事なら、運動不足の解消に役立ちます。受験を乗り越える体力も身につくでしょう。絵画や習字、ピアノなどの芸術系は脳を活性化させ、集中力を高めてくれます。
自信や達成感を得られる
受験勉強も習い事も頑張ることで、自分にはできるという自信を持つことができます。努力を積み重ねる体験は、子どもにとってとても大切です。相乗効果により、勉強も習い事も成績が上がってくる子どももいます。
中学受験と習い事を両立するデメリット

習い事が受験勉強に支障をきたすこともあります。以下のような状況になったら、習い事を整理するタイミングです。
勉強時間が確保できない
勉強時間を取れない日が続くと、受験勉強に影響が出てきます。習い事に時間を使うほど、必然的に勉強時間が少なくなります。中学受験を目指す子どもに必要な一日の勉強時間の目安は、次のとおりです。
| 学年 | 平日 | 休日 |
|---|---|---|
| 4年生 | 1~3時間 | 2~3時間 |
| 5年生 | 2~4時間 | 4~5時間 |
| 6年生 | 3~5時間 | 8~10時間 |
小6の平日学習時間の目安は3~5時間です。土日祝日は8~10時間勉強するという生徒も少なくありません。
中学受験のカリキュラムが始まる4年生では平日1~3時間、休日は2~3時間くらいが目安になりますが、5年生になるとカリキュラムの量も増え、難易度も高くなっていきますので、ひとつの単元の学習にかかる時間も長くなっていきます。できれば小4のころから少しずつ勉強時間を長くしていけるとよいでしょう。平日は2~4時間、休日は4~5時間くらいが目安です。
特に6年生になると平日の授業に加え、土日にも強化特訓や模試のスケジュールが組まれることが一般的です。習い事が多くて時間が確保できないと感じたら、習い事を見直す必要があります。
疲れて勉強に集中できない
習い事のあとは疲れて勉強に集中できないこともあります。特に体を動かしたり頭を使う習い事の場合、疲れて勉強もせずに寝てしまうことも考えられるでしょう。
【わが家の場合】
剣道のお稽古のあとは疲れてしまうことが多くなり、子どもの意志により5年生の途中でやめることになりました。本人のモチベーションが続かなくなったようです。
疲れがたまってしまうと、勉強も習い事も中途半端になることが懸念されます。
スケジュールが重なる
習い事によっては発表会や試合があり、模試や講習のスケジュールと重なることも少なくありません。
- 試合のメンバーに迷惑はかけられない
- 今まで練習してきた成果を出したい
習い事を優先したい気持ちが大きいと、受験勉強の遅れにつながる可能性があります。
習い事はいつまで?【学年別】習い事の数の目安

ここでは、塾以外の習い事の数の目安を紹介します。あくまでも目安なので、子どもに合ったものを選んであげてください。うまくバランスを取ることで、習い事が受験勉強を後押しするケースもあります。
【小学校4年生】習い事の目安は2つ
平日に授業のない日も数日あるので、今まで続けてきた習い事を2つ程度なら続けることができます。
4年生の通塾回数:週に2~3回
4年生から本格的に塾に通い始める子どもも多く、入塾したての子どもにとっては慣れるまで時間がかかることもあります。塾の授業は長時間で難しく、宿題の多さに戸惑うかもしれません。
子どもの様子を見ながら、適切な習い事を選んであげましょう。
【小学校5年生】習い事の目安は1つ
どうしても続けたいものや家での練習を必要としないものを、子どもと話し合って1つに絞るのが理想的です。
5年生の通塾回数:週3~4回
平日に加え、土日に模擬試験や特別授業が組まれることもあります。受験勉強を優先することを考えると、本格的に習い事を整理していく時期です。
【わが家の場合】
子どもはスイミングをほぼ予定通り、5年生に入る頃に卒業。目標の級に進級できたため、子どもも満足していました。
一時的に休止して、中学生になってから再開するという選択肢もあります。
【小学校6年生】習い事の目安は0~1つ
習い事は1つに絞るか、一旦受験勉強に専念するのが良いでしょう。
6年生の通塾回数:週に4日以上
6年生になると休日は朝から夜まで強化特訓もあり、ハードな毎日です。子どもがストレスを発散できる習い事であれば、続けたほうが効果的なケースもあります。
【わが家の場合】
6年生の夏期講習が始まる前、7月までピアノを継続。最後のレッスンでは先生に「受験が終わったらまたお願いします!」と告げ、中学生になった今、実際にピアノを再開しています。
習い事をやめるタイミングの判断基準
習い事をやめるタイミングは、以下を目安に判断すると良いでしょう。
- 成績の伸び悩み:宿題が終わらないことが増えた、模試の成績が下がってきた
- 疲れやストレス:習い事のあとにぐったりしている、体調を崩しやすくなった
- 意欲の低下:習い事に行くのを嫌がる、楽しそうにしていない
これらのサインが見られたら、子どもと話し合う時期かもしれません。
中学受験と習い事の両立を成功させるコツ

勉強と習い事を両立させるための具体的なコツを紹介します。
習い事を勉強の息抜きととらえる
今は受験勉強を優先すると決めたなら、習い事は気分転換になる息抜きととらえましょう。習い事を頑張ることは素晴らしいですが、完璧を求めるとしんどくなります。
ストレス発散やリラックスの時間と考えることで無理なく続けられます。
習い事の回数や時間を調整する
習い事の時間や回数を調整できれば、時間にゆとりが生まれます。
- 週1回の習い事を隔週にする
- 1時間のレッスンを30分にする
- 対面レッスンをオンラインレッスンに切り替える
習い事の先生に、中学受験と両立していることを相談してみましょう。柔軟に対応してくれる先生もいます。
家庭のサポート体制を整える
子どもがモチベーションを保って受験勉強と習い事を両立するには、家庭のサポートが不可欠です。スケジュールの調整、送迎、食事や睡眠の管理など、子どもの様子を見ながらサポートしてあげましょう。
親が無理なく続けられる範囲で、子どもを支えることが大切です。子どもも安心して勉強や習い事に取り組むことができます。
【受験と習い事の両立|まとめ】中学校生活を見据えて最適な選択を

中学受験と習い事の両立は、工夫次第で可能です。大切なのは、子どもの気持ちを尊重しながら話し合うことです。中学受験のために習い事を整理することは、必ずしもネガティブなことではありません。
一時的に休止しても、受験後に再開して以前より熱心に取り組む子どももたくさんいます。子どもの成長を長期的な視点で見守りながら、最適な選択を見つけていきましょう。

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